2021/11/07 11:40

 

どの作家にも周囲に作品を愛好して集まる方々がいるように、高松作品もその例外ではありません。むしろ、高松作品の周囲にいる方々は作品や作家への想いが強く、高松作品の動向をいつも気遣っている雰囲気が伝わります。

Twitterで彼女が発信していることも影響していると思います。彼女の素朴で飾らない日常の言葉は、作品が差し出す想像の世界とほんの少し乖離している、そのことでむしろ信頼感を持たれているのか?などとも勝手に解釈しています。いずれにしてもいつも、誰かに見守られて支えられているしあわせな作品であり作家であることが印象的です。

作家、高松には作品を受け取る方達の存在への感謝が常にあり、そのことが自分の作品に向かう大きな動機の一つであることが彼女の言葉から想像できます。また観る方たちからも、作品や作家への感謝の気持ちが様々なアプローチで聞こえてきます。

「この作品に出会えて気持ちが少しだけ浮かんだ」とか、「以前は距離感を感じる作品群だったが、この頃になって見るときの心持ちが変わってきた、幾つになっても自分が変化できることを作品を通じて体感した」などなど。書き始めたらきりがないほど、彼女の作品を見た人からは、作品を味わう喜びやありがたさが伝わります。

今日の作品の「白い羽」の高松明日香の言葉を読んで、この絵が高松作品周辺にいる方々の様子に重なりました。

高松明日香のTwitterブログもどうぞご覧ください。